時が満ち、遣わされた神の御子 | ガラテヤの信徒への手紙 4章1-11節

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ガラテヤの信徒への手紙 4章1-11節

同様にわたしたちも、未成年であったときは、世を支配する諸霊に奴隷として仕えていました。しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ガラテヤの信徒への手紙 4章3節~5節

時が満ち、遣わされた神の御子

クリスマス、それは父なる神が御子を遣わしてくださったことを喜び祝うときです。

神が御子を遣わしてくださったのは「時が満ちた」ときに起こった出来事です。少しずつコップに水を注いでいくとやがて一杯になるように、神が定めておられた時が満ちたのです。

神は、ご自分の御子を「女から、しかも律法の下に生まれた者」としてお遣わしになりました。いと高き神の御子が私たちと同じ人間として、律法の下にお生まれになった。ここには驚くべきへりくだりがあります。

それは私たちの救いのためでした。私たちはかつて「世を支配する諸霊」に奴隷として仕えており、その罪と過ちのゆえに律法の呪いを受けなければならない者でした。御子イエスは私たちの代わりに十字架上で呪いを受け、死んでくださいました。御子を信じる私たちは今や律法の呪いから贖い出され、神の子とされています。そして子であれば、御国を受け継ぐ相続人でもあります。

御子の派遣こそ神の救いの歴史における偉大な転換点です。私たちは今既にその恵みの中にあります。

大木 信(西鎌倉教会)