すべてのものよ、主を賛美せよ | 詩編 148編

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詩編 148編

ハレルヤ。
天において

御使いらよ

主の御名を賛美せよ。

地において

山々よ、すべての丘よ

地上の王よ、諸国の民よ
君主よ、地上の支配者よ
若者よ、おとめよ
老人よ、幼子よ。
主の御名を賛美せよ。

主は御自分の民の角を高く上げてくださる。

ハレルヤ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 148編1節~2節、5節、7節、9節、11節~14節

すべてのものよ、主を賛美せよ

私たちキリスト者は、会堂で賛美をこぢんまりとささげている感じです。だからこそ、この詩のような壮大な神賛美を必要としています。

「すべて」という言葉が、9回も原文では用いられています。天においては、御使い、主の万軍、輝く星がすべて、賛美へと招かれています。天に属するものも被造物で、創造主をほめ讃えています。

地においては、丘、杉の林、家畜がすべて、賛美へと招かれます。火よ、雹よ、雪よ、霧よ、嵐よ、と自然現象を列挙します。地を這うものよ、翼ある鳥よと呼びかけます。若者、おとめ、老人、幼子を問わずすべての人が、地に住む一員として賛美します。

この詩は、イスラエルの民だけでなく、諸国の民、すべての王や支配者を地における賛美に組み込みます。天地に満ちている主の威光を賛美する義務を免除される王や民は、誰一人いません。

すべてから賛美を受けられる主が、特に御自分の民を心にかけてくださいます。主の慈しみに生きる私たちは、すべての王や諸国の民が賛美する終末の完成に先立ち、自然界とも心を合わせ、「ハレルヤ」と賛美します。

岩崎 謙