ネヘミヤ記 6章
わたしたちのすべての敵がそれを聞くに及んで、わたしたちの周囲にいる諸国の民も皆、恐れを抱き、自らの目に大いに面目を失った。わたしたちの神の助けによってこの工事がなされたのだということを悟ったからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 6章16節
完成目前の試練
三輪 誠(浜松伝道所)
わたしたちのすべての敵がそれを聞くに及んで、わたしたちの周囲にいる諸国の民も皆、恐れを抱き、自らの目に大いに面目を失った。わたしたちの神の助けによってこの工事がなされたのだということを悟ったからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 6章16節
三輪 誠(浜松伝道所)
2021年11月の聖書日課をまとめて表示します。
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三輪 誠が担当した聖書日課をまとめて表示します。
ネヘミヤの指導による城壁再建は、多くの困難を乗り越えて、城門に扉を付けるのみとなりました。しかしなお反対者たちはネヘミヤを陥れようとします。
反対者たちは、ネヘミヤが反逆を企てているという噂が王に届こうとしているという手紙をネヘミヤに送り、ネヘミヤと王との関係を揺さぶります(7節)。また預言者を買収して偽の預言をさせ、恐怖心からネヘミヤに罪を犯させようとします(13節)。こうしてネヘミヤと神との関係を揺さぶります。更に反対者たちはユダの貴族と関係を深め、ネヘミヤとユダの人びととの関係をも揺さぶりました(19節)。
王、神、ユダの人びとはいずれも、ネヘミヤが導いてきた城壁再建を支えてきた存在です。彼らとの関係が揺さぶられるなかで、ネヘミヤは神に祈り、神に頼り続けました。そこから、この事業がネヘミヤの力ではなく神の助けによって為されたことが示されています。
神のために働くとき、ときに驚くべき助けが与えられます。人びとからの思わぬ評価を受けることもあるでしょう。しかし、私たちが最後の最後に頼ることができるのは、神をおいてほかにありません。