ネヘミヤ記 4章
城壁を築く者、もっこを担いで運ぶ者は、一方の手で作業をし、もう一方の手には投げ槍を取った。…「角笛の音を聞いたら、わたしたちのもとに集まれ。わたしたちの神はわたしたちのために戦ってくださる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 4章11節、14節
人間的に見えることをも用いられる
三輪 誠(浜松伝道所)
城壁を築く者、もっこを担いで運ぶ者は、一方の手で作業をし、もう一方の手には投げ槍を取った。…「角笛の音を聞いたら、わたしたちのもとに集まれ。わたしたちの神はわたしたちのために戦ってくださる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 4章11節、14節
三輪 誠(浜松伝道所)
2021年11月の聖書日課をまとめて表示します。
「ネヘミヤ記」の聖書日課をまとめて表示します。
三輪 誠が担当した聖書日課をまとめて表示します。
始めは順調だった城壁建築でしたが、周囲の人びとからの妨害を受けることになりました。力ずくで建築を妨害する計画が明らかになりました。ついに城壁を建築しているユダの人びとまでもが、城壁の再建などできないと言い始めます。城壁建築は、風前の灯です。
このような状況のなかでネヘミヤが取った対策は、各自に武器を持たせるというものでした。城壁を築く者は、一方の手で作業をし、もう一方の手には投げ槍を取りました。何かあれば、角笛の音によってすぐに集まることができるようにしました。驚くほど現実的に見えます。神は、このような対処をも用いて、城壁建築という神の働きのために戦ってくださったのです。
主にお仕えする私たちもまた、一方の手で聖書を持って御言葉に聞きつつも、もう一方の手では書類やパソコンを取り、世の現実と向き合いながら雑多な対処に追われているのではないでしょうか。その両方が、神の働きのために大切です。私たちが神の働きのために行動するとき、人間的な営みに見えることをも用いて神は私たちのために戦ってくださるのです。