賛美と祝福を交わす | 詩編 134編

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詩編 134編

主の僕らよ、こぞって主をたたえよ。
夜ごと、主の家にとどまる人々よ
聖所に向かって手を上げ、主をたたえよ。
天地を造られた主が
シオンからあなたを祝福してくださるように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 134編1節~3節

賛美と祝福を交わす

この詩編は頌栄の詩編です。神殿で1日礼拝をささげた者たちが夜になって神殿を離れようとするときに、「主の僕らよ」とうたいます。昼も夜も神殿で奉仕する祭司たち(歴上9章33節参照)と、賛美と祝福を相互に交わします。

賛美は、神の言葉を信じることにおいて、こぞってほめ歌われ、賛美が増し加えられる時、神への一方的な信仰の表明にとどまらず、相互に、神の祝福と救いを伝え合うものとなります(エフェ5章19節参照)。

主日礼拝において、頌栄と祝祷をささげます。そこで、唯一まことの救い主イエス・キリストにおいて、一つの群れとされた者たちが、神の栄光をほめたたえ、神の祝福によって世に派遣されます。またそれは同時に、主の民とされた者たち相互による、賛美と祝福の交換です。

「あまつみたみも、地にあるものも、父、子、みたまのかみをたたえよ」(頌栄544番)と賛美するように、私たちのささげる礼拝は、御子において天上と地上の聖徒たちが一つにされて神の栄光をほめたたえ、主の再臨を待ち望みます。

宮武 輝彦(男山教会)