ここにある一致と平和 | 詩編 133編

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

詩編 133編

見よ、兄弟が共に座っている。
なんという恵み、なんという喜び。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 133編1節

ここにある一致と平和

「見よ」と最初に呼びかけられています。ただ兄弟たちの姿を見るのではありません。ここにある神の家族とされた者たちの相互の愛と一致は、神の憐れみによって実現を見た、祝福に満ちたものです。長い間、民の罪と神の裁きゆえに離散していた民と家族が、再び、一つにされた感動がここにあります。

イエス・キリストがこの世に派遣された目的は、実に、罪の世からご自身の民を贖い出し、一つの群れにするためでした。この意味で、教会の礼拝は、この詩編同様に、神が先立ってご自身の栄光のために召し集めてくださった、恵みによるものです。

そればかりでなく、十字架の死から3日目に復活され、天の王座に着かれたイエス・キリストが、神の家族の長子とされ、大祭司としてご自身の家である教会を執り成しておられます。教会の礼拝において、私たちは、この天上のキリストと聖霊によって固く結び合わされて、すでに天の祝福にあずかっています(ヘブ2章参照)。

神の霊によって、一つの家族とされた恵みを感謝し、天からの祝福と平和の実現を祈り求めましょう。

宮武 輝彦(男山教会)