神が囲んでおられる | 詩編 125編

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詩編 125編

主に依り頼む人は、シオンの山。
揺らぐことなく、とこしえに座る。
山々はエルサレムを囲み
主は御自分の民を囲んでいてくださる
今も、そしてとこしえに。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 125編1節~2節

神が囲んでおられる

「山々はエルサレムを囲」んでいたとあるように、エルサレムに向かって旅をする人々には、険しい山々を越える危険がありました。

同じように私たちの人生の旅路においても、危険、苦難を通らずして、その先に進むことができない時があります。

山々を仰ぎつつ、そこで詩人はこう告白します。「主が御自分の民を囲んでいてくださる」。人生を脅かす山々に主の守りを見ています。たとえ死の陰の谷を歩む時でさえも、共に歩んでくださる主が険しい山々を越えさせてくださいます。

行く先を思えば、恐れと不安があったとしても、全てのものを造られ、命も死も支配しておられる主を知っていますので、詩人には平安があります。

私たちには仕事、学校生活、家庭、教会において山々があります。自分の力だけに頼ってはその山々を乗り越えることはできないです。

しかし、神が私の人生の旅路を備え、共に歩んでくださいます。そして苦しみの先にある場所へと私たちを導いてくださいます。たとえ険しい道にあっても神のもとの平安を味わい知ることができます。

國安 光(淀川キリスト教病院)