列王記下 22-23章
それから王は柱の傍らに立って、主の御前で契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、魂を尽くして、主の戒めと定めと掟を守り、この書に記されているこの契約の言葉を実行することを誓った。民も皆、この契約に加わった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記下 23章3節
主に従ったヨシヤ王
遠山 信和(静岡教会)
それから王は柱の傍らに立って、主の御前で契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、魂を尽くして、主の戒めと定めと掟を守り、この書に記されているこの契約の言葉を実行することを誓った。民も皆、この契約に加わった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記下 23章3節
遠山 信和(静岡教会)
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ユダの王ヨシヤは、「主の目にかなう正しいことを行い、父祖ダビデの道をそのまま歩み、右にも左にもそれなかった」と言われます(22章2節)。彼が神殿を修復したことからユダに信仰の復興が起こりました。神殿で見つかった律法の書を読み聞かせ、偶像を取り除き、神の御言葉に聞き従うように人びとを促したのです。
23章4節以下に記される、取り除かれた偶像とその祭儀のリストは、ユダがどれほどひどく偶像に汚染されていたかを示しています。神殿は偶像に満たされていて、神殿にありながら律法は見失われている、たいへん驚くべき有様だったのです。
ヨシヤの改革は、「主の御前で契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、魂を尽くして主の戒めと定めと掟を守り、この書に記されているこの契約の言葉を実行する」という、神の御言葉に聞くものでした。そして、王だけでなく民もまた、神の御言葉に聞き従うことへと導かれました。御言葉に聞くときにこそ、神と共に歩む者とされます。御言葉に聞き、右にも左にもそれない歩みを積み重ねて参りましょう。