沈黙の祈り | 列王記下 18章

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列王記下 18章

ラブ・シャケは立ってユダの言葉で大声で呼ばわり、こう言い放った。「大王、アッシリアの王の言葉を聞け。…国々のすべての神々のうち、どの神が自分の国をわたしの手から救い出したか。」…しかし民は、答えてはならないと王に戒められていたので、押し黙ってひと言も答えなかった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記下 18章28節、35節~36節

沈黙の祈り

ヒゼキヤは良い王でした。彼以上の王はいないと言われる程でした(5節)。しかし南ユダの安泰は続きません。信仰者にも試練があるのです。

ヒゼキヤの治世14年にアッシリアの王がユダの町々を攻め落とし、ついにエルサレムまで軍が迫りました。このとき、ヒゼキヤはアッシリアに莫大な貢物を贈ります。

それでもアッシリアは攻撃の手をゆるめません。アッシリア王は外交官を遣わして、不戦敗をするように呼び掛けます。外交官ラブ・シャケは、ヒゼキヤの頼る主は「舌先だけの言葉」だと嘲りました(20節)。彼はわざと南ユダの言葉を使い、壁越しに呼びかけ、民を動揺させます。さらに主が約束の土地を民に与えた同じ役割をアッシリア王はできると言うのです。まるで自分が神になったかのような傲慢な言葉です。

「しかし民は、答えてはならないと王に戒められていたので、押し黙ってひと言も答えなかった」。民の間には沈黙の連帯がありました。信仰者が言葉を失う時があります。その時、私たちは黙って祈ります。十字架が復活に向かうように、神による勝利を知っているからです。

西堀 元(熊本伝道所)