神の御座は永遠 | 詩編 93編

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詩編 93編

主こそ王。
威厳を衣とし、力を衣とし
身に帯びられる。
世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない。
御座はいにしえより固く据えられ、あなたはとこしえの昔からいます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 93編1節~2節

神の御座は永遠

「主こそ王」と、この詩編の冒頭で語られています。この主題は、94編を例外として、このあとも99編、あるいは100編まで続きます。この詩編ではとくに、主が「威厳を衣とし、力を衣として身に帯びられる」お方であることが強調されています。それは恐れではなく、心からの喜びをもって歌われています。

なぜ神が王であることが、私たちにそんなに喜ばしいことなのでしょうか。それは、「世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない」からです。地上は不安定なものです。3節以降の「潮」のたとえのように、歴史上の目に見える王国は今まで興されては倒れ続けてきました。この世界は、その度に揺り動かされてきました。

しかし、それらすべてを超えて、主こそがこの世界の王で、永遠に治めておられます。どれほど時代が変化し、いろんなことが起ころうとも、この世界は主によって、守られ、支えられています。私たちには理解ができず、状況が曇っていて、真相が隠れていても、神こそ永遠に王だという事実は変わりません。そして何よりも、その支配は私たちのためになされます。ですから、この一日も主の導きをいただきましょう。

高内 義宣(津島教会)