伝道の心得 | マルコによる福音書 6章1-13節

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マルコによる福音書 6章1-13節

12人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 6章12節

伝道の心得

主イエスは、故郷のナザレでも福音を宣べ伝えられました。けれども、受け入れられず、主イエスは「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」とおっしゃいました。

それに続く十二弟子の派遣は、主イエスご自身の伝道の働きの必然的な継続、また広がりです。十二弟子の派遣と私たちの派遣、初代教会と私たちの宣教には違いがありますから、そのまま私たちに当てはめることはできませんが、大切なことを学ぶことができます。

杖1本のほか何も持たない。パンも袋も、またお金も持たない。ただ履物は履く。そして下着は2枚着てはならない。これらは主イエスご自身が遣わされた者たちと共におられることを意味します。ほかの何かを頼みとすることなく、ただ主イエスに依り頼みます。神に信頼することが「伝道の心得」です。

宣教の中心は、「悔い改めさせる」ということです。洗礼者ヨハネも主イエス・キリストも、悔い改めを宣べ伝えました。それは十二弟子と私たちも変わりありません。「福音」によって悔い改めて、神の御前に立ち帰るのです。

村山 雄一(那覇教会)