主の御言葉は真実です | 列王記上 17章

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列王記上 17章

エリヤは言った。…「なぜならイスラエルの神、主はこう言われる。
主が地の面に雨を降らせる日まで
壺の粉は尽きることなく
瓶の油はなくならない。」
…女はエリヤに言った。「今わたしは分かりました。あなたはまことに神の人です。あなたの口にある主の言葉は真実です。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 列王記上 17章13節~14節、24節

主の御言葉は真実です

北イスラエル王国7代目のアハブ王のもとに預言者エリヤが神から遣わされます。それは、アハブが北イスラエル初代のヤロブアムの罪に倣うだけでなく、シドンの王エトバウルの娘イゼベルを妻に迎えてバアル宗教を積極的に取り入れていたためです。

アハブの主なる神を無視したこれらの大罪に対して、エリヤは、数年間雨が降らないことを預言しました。なぜなら、バアルは雨をもたらす異教の主神であって、その役目を果たせなくするためです。

その間、エリヤ自身は、飢饉のため困窮していたサレプタのやもめのところへ遣わされます。彼女と子どもとが最後の食事をとり、生きるのを諦めようとしていたとき、エリヤは自分に先ず食事を差し出すよう求めました。従った彼女に「壺の粉は尽きず、瓶の油は無くならない」との主の御言葉の真実が実現し、彼女と子どもの命は守られました。

主の御言葉は、依り頼む者に命と深い憐れみをもたらします。このように私たちも日々、御言葉の真実に固く生かされ、守られ、導かれ、支えられる者とされたく願います。

山下 朋彦(平和の君伝道所)