罪の赦し | コロサイの信徒への手紙 1章9-23節

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コロサイの信徒への手紙 1章9-23節

御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。わたしたちは、この御子によって、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コロサイの信徒への手紙 1章13節~14節

罪の赦し

使徒信条は、救いの恵みとして「罪の赦し」を告白します。キリストは、私たちの代わりに十字架の裁きを受け、その死によって罪を贖ってくださいました。そして、罪の赦しは、聖霊の働きによってキリストを信じ、罪を心から悔い改める者に与えられます。教会はこの恵みを信仰義認とも呼んで大切にしてきました。

赦されることで、心に重くのしかかっていた負い目は取り除かれ、世界は闇から光へと変わります。そして何より、赦しは受け入れられるということであり、引き離されていた相手との関係の回復です。罪の赦しによって、神は父として私たちを受け入れてくださり、私たちは子どもとして神を愛するようになるのです。

そして、神に赦された者は、人を赦すようにも招かれています。多くの借金を免除してもらった人が、自分への負債はわずかでも容赦なく取り立てるということがあってはなりません(マタ18章33節)。多く赦された人は、多く愛するようになります。神との平和を与えられた人は、人との和解に生きるようになるのです。

石原 知弘(東京恩寵教会)