ハバクク書 2章
「幻を書き記せ。
走りながらでも読めるように
板の上にはっきりと記せ。
定められた時のために
もうひとつの幻があるからだ。
それは終わりの時に向かって急ぐ。
人を欺くことはない。
たとえ、遅くなっても、待っておれ。
それは必ず来る、遅れることはない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ハバクク書 2章2節~3節
忍耐を支える信仰
草野 誠(湖北台教会)
「幻を書き記せ。
走りながらでも読めるように
板の上にはっきりと記せ。
定められた時のために
もうひとつの幻があるからだ。
それは終わりの時に向かって急ぐ。
人を欺くことはない。
たとえ、遅くなっても、待っておれ。
それは必ず来る、遅れることはない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ハバクク書 2章2節~3節
草野 誠(湖北台教会)
2020年10月の聖書日課をまとめて表示します。
「ハバクク書」の聖書日課をまとめて表示します。
草野 誠が担当した聖書日課をまとめて表示します。
預言者ハバククの祈りに対する神の答えは、彼を悩ませるものでした。祈りつつ彼は、無意識にでしょうが、自分が神から得たいと思っている答えのイメージがありました。しかし、神の答えはそれとはかけ離れたもので、理解することができなかったからです。
人は物事を自分の限られた範囲で理解するため、答えも限られた範囲内の答えを期待するものです。しかし、神はその範囲を易々と超えられるお方です。彼は再び神に問います。そのようなことがあってよいのでしょうか。
その問いに対して神は幻を与えられます。ここで言う「幻」とは、人のイメージと対比された、神の啓示されたご計画です。そしてそれは、王であられる神による悪人に対する終わりの時の裁きでした。人の無理解を超えて、神のご計画は実現します。
信仰とは、容易に理解できなくても、神の「幻」を信じて忍耐して生きることではないでしょうか。そして、イエス・キリストの再臨という「幻」を信じる信仰が、今日も、不正がはびこる時代に生きる私たちの忍耐を支えているのです。