ペトロの手紙一 4章
あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ペトロの手紙一 4章10節
賜物がない人は一人もいない
三川 共基(松戸小金原教会)
あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ペトロの手紙一 4章10節
三川 共基(松戸小金原教会)
2020年8月の聖書日課をまとめて表示します。
「ペトロの手紙一」の聖書日課をまとめて表示します。
三川 共基が担当した聖書日課をまとめて表示します。
敵を愛し、人びとの祝福を祈る生き方が示されました。ペトロがこの生き方を積極的に勧めるのは、万物の終わりが迫っているからです(7節)。万物の終わりとは、この世の終末を指すだけでなく、義のゆえに迫害を受け、信仰のゆえに死の苦しみを耐え忍ぶ時をも指しています。そこでは、「肉における残りの生涯」をどのように生きるかが問われます。そして、いよいよキリストを我が主とあがめる生き方が勧められるのです。
その生き方が、より具体的に示されます。「賜物を生かして互いに仕えなさい」と。キリストを我が主とあがめる人は皆、神から賜物を授かっています。授かっていない人は一人もいません。私たちには、授けられている賜物により、互いに仕え合うことが求められています。神の恵み(賜物)の良い管理者とは、授けられた賜物を隣人のために用いる人のことです。
御自ら弟子たちに仕えられた主イエスを我が主とあがめましょう。そして、私たちも主イエスと同じように、授けられている賜物を生かし、互いに仕え合う者となりましょう。