賜物がない人は一人もいない | ペトロの手紙一 4章

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ペトロの手紙一 4章

あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ペトロの手紙一 4章10節

賜物がない人は一人もいない

敵を愛し、人びとの祝福を祈る生き方が示されました。ペトロがこの生き方を積極的に勧めるのは、万物の終わりが迫っているからです(7節)。万物の終わりとは、この世の終末を指すだけでなく、義のゆえに迫害を受け、信仰のゆえに死の苦しみを耐え忍ぶ時をも指しています。そこでは、「肉における残りの生涯」をどのように生きるかが問われます。そして、いよいよキリストを我が主とあがめる生き方が勧められるのです。

その生き方が、より具体的に示されます。「賜物を生かして互いに仕えなさい」と。キリストを我が主とあがめる人は皆、神から賜物を授かっています。授かっていない人は一人もいません。私たちには、授けられている賜物により、互いに仕え合うことが求められています。神の恵み(賜物)の良い管理者とは、授けられた賜物を隣人のために用いる人のことです。

御自ら弟子たちに仕えられた主イエスを我が主とあがめましょう。そして、私たちも主イエスと同じように、授けられている賜物を生かし、互いに仕え合う者となりましょう。

三川 共基(松戸小金原教会)