主イエスと天の国 | マタイによる福音書 13章44-52節

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マタイによる福音書 13章44-52節

天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 13章44節

主イエスと天の国

天の国とは畑に隠された宝を見つけた人が、その宝を手に入れるために、全財産をはたいて畑全体を買うことにたとえられます。畑全体を買ってでも、手に入れたいと思う、価値のある宝が天の国だとたとえられます。

また天の国とは、良い真珠を探している商人が、持っている多くの財産を全部売り払ってでも、ただ一つの真珠を手に入れたいと思うほどに価値のあるものだとたとえられます。

ダマスコ途上で復活の主イエスにお会いした使徒パウロは、「そればかりか、わたしの主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切を損失とみています」(フィリ3章8節)と語りました。

主イエスを信じるわたしたちもまた、地上にあって、天の国の民とされています。時には、さまざまな困難や苦しみに遭遇します。しかし、復活の主イエスはその都度わたしたちに近づいてくださり、神の言葉を語りかけ、立ち上がらせてくださいます。どんなときにも主イエスが共にいてくださる人生こそ、天の国の民が歩む、本当に価値のある人生なのです。

玉井 宣行(所沢ニューライフ教会)