2020年8月の聖書日課
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カルヴィニズムる人たち 8月
2020年8月の「カルヴィニズムる人たち」は横浜中央教会長老の新井宣道さんです。大工として、長年、木造建築やリフォームに尽力されています。
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2020年8月の「カルヴィニズムる人たち」は横浜中央教会長老の新井宣道さんです。大工として、長年、木造建築やリフォームに尽力されています。
主よ、わたしはあなたを呼びます。
火が荒れ野の草地を焼き尽くし
炎が野の木をなめ尽くしたからです。
野の獣もあなたを求めます。
流れの水は涸れ
火が荒れ野の草地を焼き尽くしたからです。 ヨエル書 1章19節~20節
いなごの大群の襲来により荒廃した大地に立つヨエルは、引き裂かれた木々と、枯れた穀物を見つめます。農夫の嘆きと、家畜の呻きを聞きます。そして、それが神の怒りによってもたらされたものであると、受け取りま…
「そのとき、正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。耳のある者は聞きなさい。」 マタイによる福音書 13章43節
主イエスは「良い種を蒔く者は人の子、畑は世界、良い種は御国の子ら、毒麦は悪い者の子らである」と説明されました(37、38節)。良い種の御国の子らの中に、悪魔によって毒麦が蒔かれたと語られます。 わたしたち…
あなたたちの神、主に立ち帰れ。
主は恵みに満ち、憐れみ深く
忍耐強く、慈しみに富み
くだした災いを悔いられるからだ。
あるいは、主が思い直され
その後に祝福を残し
あなたたちの神、主にささげる穀物とぶどう酒を
残してくださるかもしれない。 ヨエル書 2章13節~14節
未曾有の出来事と受けとめられたいなごの襲来から時を置くことなく、更なる被害をもたらすいなごの大群が大地を襲います。誰もがその出来事の当事者とならなければいけませんでした。最初の時に襲った田畑だけでな…
その後
わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。
あなたたちの息子や娘は預言し
老人は夢を見、若者は幻を見る。
…主の御名を呼ぶ者は皆、救われる。
主が言われたように
シオンの山、エルサレムには逃れ場があり
主が呼ばれる残りの者はそこにいる。 ヨエル書 3章1節、5節
自分の心に罪を見つけ、悲しむ人びとを、神は深く憐れまれました(2章18節)。その者たちが再び、神の礼拝へと招かれます。荒廃からの回復を約束されます。 その先に、ヨエルはもう一つの約束を神から聞くのでした…
主はシオンからほえたけり
エルサレムから声をとどろかされる。
天も地も震える。
しかし、主はその民の避け所
イスラエルの人々の砦である。
あなたたちは知るようになる。
わたしがあなたたちの神なる主であり
わが聖なる山シオンに住む者であることを。 ヨエル書 4章16節~17節
ヨエルは主の日に向かいゆく歩みに「戦いを布告せよ」という神の声を聞きました(9節)。私たちの礼拝から礼拝へと至る日々は、決して平坦なものではありません。 それは戦いの日々です。神を讃えるよりは罵る言葉…
神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からのイエス・キリストの復活によって、生き生きとした希望を与え、また、あなたがたのために天に蓄えられている、朽ちず、汚れず、しぼまない財産を受け継ぐ者としてくださいました。 ペトロの手紙一 1章3節~4節
ローマ帝国の圧政と恐怖政治は過酷を極め、クリスチャンは迫害により苦しめられていました。ペトロもその迫害によって殉教の死を遂げることとなりますが、同じように苦しむクリスチャンに向けて励ましの手紙を書き…
あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい。そして聖なる祭司となって神に喜ばれる霊的ないけにえを、イエス・キリストを通して献げなさい。 ペトロの手紙一 2章5節
ペトロは、迫害に苦しむ人たちへ、恵み深い主に出会い、新たに生まれた者としての生き方を示します。それは、神の家を建て上げていく「生きた石」になることです。 人々から見捨てられたイエス様は、生きた石として…
悪をもって悪に、侮辱をもって侮辱に報いてはなりません。かえって祝福を祈りなさい。祝福を受け継ぐためにあなたがたは召されたのです。 ペトロの手紙一 3章9節
かつて主イエスは、山上の説教において「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」とお命じになりました(マタ5章44節)。その教えを間近で聞いていたペトロは、ローマ帝国の迫害に苦しむ人たちへ、主の言葉…
天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。 マタイによる福音書 13章44節
天の国とは畑に隠された宝を見つけた人が、その宝を手に入れるために、全財産をはたいて畑全体を買うことにたとえられます。畑全体を買ってでも、手に入れたいと思う、価値のある宝が天の国だとたとえられます。 ま…
あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。 ペトロの手紙一 4章10節
敵を愛し、人びとの祝福を祈る生き方が示されました。ペトロがこの生き方を積極的に勧めるのは、万物の終わりが迫っているからです(7節)。万物の終わりとは、この世の終末を指すだけでなく、義のゆえに迫害を受け…
あらゆる恵みの源である神、すなわち、キリスト・イエスを通してあなたがたを永遠の栄光へ招いてくださった神御自身が、しばらくの間苦しんだあなたがたを完全な者とし、強め、力づけ、揺らぐことがないようにしてくださいます。 ペトロの手紙一 5章10節
ペトロは手紙の最後に、「皆互いに謙遜を身に着けなさい」と勧めます。「謙遜」とは自分を卑下することではありません。誰よりもへりくだり、仕える者になることです。それはほかならぬ主イエスが弟子たちに示され…
肉の業は明らかです。それは、姦淫、わいせつ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、ねたみ、泥酔、酒宴、その他このたぐいのものです。…
これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。 ガラテヤの信徒への手紙 5章19節~23節
今月は戦争と平和を特に覚える月です。現在も世界ではさまざまな争いが至るところで起こっています。はたして争いや対立、戦争や紛争がなくなる日は来るのでしょうか。戦争や紛争が津波や地震などの「天災」ではな…
このように、わたしたちは信仰によって義とされたのだから、わたしたちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ており、このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。 ローマの信徒への手紙 5章1節~2節
人間は神に向き合って、神の御恵みに憩うようにと創造されました。しかし、神の如くなろうとする高慢な罪ゆえに神との全き関係性は壊れてしまいました。 しかしながら、父なる神は御子イエス・キリストを通して、つ…
神は、キリストを通してわたしたちを御自分と和解させ、また、和解のために奉仕する任務をわたしたちにお授けになりました。つまり、神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられたのです。 コリントの信徒への手紙二 5章18節~19節
私たちは神の一方的な御恵みによって主イエス・キリストと結ばれ、新しく創造された者です。罪ゆえに断絶していた神との関係がキリストの十字架の贖いを通して回復されました。関係性の回復、つまり和解です。そし…
あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。 コリントの信徒への手紙二 3章12節~13節
私たちは神から愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、そして寛容を身に着けなさいとパウロは勧めます。神への愛は隣人への愛の基盤となり、神の愛は隣人への愛を可能にします。人間の罪を赦すと…
弟子たちは言った。「ここにはパン5つと魚2匹しかありません。」イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い、群衆には草の上に座るようにお命じになった。 マタイによる福音書 14章17節~19節
夕暮れ時になっていました。主イエスに従っていた群衆の数は男だけで5千人でした。弟子たちは合理的な計算をしました。5千人の群衆が食事をするためには、解散して町へ行き、そこで食事をしてもらう以外にはないと…
主の言葉がエレミヤに臨んだ。
「見よ、わたしは生きとし生けるものの神、主である。わたしの力の及ばないことが、ひとつでもあるだろうか。」 エレミヤ書 32章26節~27節
主に対して聞き従わず、命じられたことを行わないとき、神の民は神の大きな怒りを買ってしまいます。17節以下にささげられる祈りの中で、エレミヤは神の民の不従順がもたらす神の怒りに言及します。その祈りの後に…
主はこう言われる。創造者、主、すべてを形づくり、確かにされる方。その御名は主。「わたしを呼べ。わたしはあなたに答え、あなたの知らない隠された大いなることを告げ知らせる。」 エレミヤ書 33章2節~3節
ここでは「再び」という言葉がキーワードになっています。10、12、13節に繰り返し登場し、11節では「初めのときのように回復する」とあります。「回復」とはまさに「再び」もとの状態に戻すことです。 この回復のた…
わたしの契約を破り、わたしの前で自ら結んだ契約の言葉を履行しない者を、彼らが契約に際して真っ二つに切り裂き、その間を通ったあの子牛のようにする。 エレミヤ書 34章18節
「わたしはお前たちに解放を宣言する」とあります(17節)。普通、解放の宣言と言うと、奴隷からの解放のようなよい知らせを思い浮かべるかもしれません。けれども、ここでは「剣、疫病、飢饉に渡す」という解放の…
「それゆえ、イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたしは、ユダとエルサレムの全住民に対して予告したとおり、あらゆる災いを送る。わたしが語ったのに彼らは聞かず、わたしが呼びかけたのに答えなかったからである。」 エレミヤ書 35章17節
ここで主は、ユダとエルサレムの全住民に「あらゆる災いを送る」と言われます(17節)。どうしてこれほどの厳しい言葉が伝えられなければならなかったのでしょうか。それは預言者を通して何度も主の言葉が与えられ…
「巻物を取り、わたしがヨシヤの時代から今日に至るまで、イスラエルとユダ、および諸国について、あなたに語ってきた言葉を残らず書き記しなさい。」
エレミヤはネリヤの子バルクを呼び寄せた。バルクはエレミヤの口述に従って、主が語られた言葉をすべて巻物に書き記した。 エレミヤ書 36章2節、4節
私たちは今日、神の御言葉を聖書としていただいています。聖書を自ら読み、また読み聞かせることができます。この章でも、巻物にあるエレミヤの言葉を読み聞かせることが繰り返し語られています。 けれども、そこに…
ゼデキヤ王は使者を送ってエレミヤを連れて来させ、宮廷でひそかに尋ねた。
「主から何か言葉があったか。」
エレミヤは答えた。
「ありました。バビロンの王の手にあなたは渡されます。」 エレミヤ書 37章17節
前の36章は「ヨシヤの子ヨヤキム」の時代でしたが、この37章はそのヨヤキムの子のコンヤに代わってヨシヤの子ゼデキヤが王となっていた時のことです。この37章から44章まで、エレミヤの苦しみが続きます。この時期…
イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。 マタイによる福音書 14章31節
「わたし」という主イエスの弟子が歩む人生の道のりは、決して平坦ではありません。わたしの心に大きな波風を吹き込む嵐に遭遇するからです。その嵐が大きいほど、共にいてくださる主イエスの存在を見失います。主…
そこで、エレミヤは言った。「いいえ、彼らに引き渡されることはありません。どうか、わたしが申し上げる主の声に聞き従ってください。必ず、首尾よくいき、あなたは生き長らえることができます。」 エレミヤ書 38章20節
37章で、エレミヤは牢獄に監禁されました。38章では、水溜めに投げ込まれて、泥の中に沈められるといった、さらに厳しい状況に陥ります。それは預言者自身にとってたいへんつらい現実です。 けれども、はっきりと語…
「しかし、その日に、わたしはあなたを救い出す、と主は言われる。あなたが恐れている人々の手に渡されることはない。わたしは必ずあなたを救う。剣にかけられることはなく、命だけは助かって生き残る。あなたがわたしを信頼したからである、と主は言われる。」 エレミヤ書 39章17節~18節
エルサレム陥落の出来事は、真の預言者エレミヤに臨んだ「主の召命」を思い起こさせます。若いエレミヤを召し出したとき、すでに主なる神は、その使命が全世界の国々に及ぶことを告げて、預言しておられました。「…
主から言葉がエレミヤに臨んだ。…親衛隊の長はエレミヤを連れて来させて言った。
「主なるあなたの神は、この場所にこの災いをくだすと告げておられたが、そのとおりに災いをくだし、実行された。それはあなたたちが主に対して罪を犯し、その声に聞き従わなかったからである。」 エレミヤ書 40章1節~3節
40章の冒頭に、「主から言葉がエレミヤに臨んだ」とあります。しかし、それは、エレミヤ自身が主の言葉を語るということではありませんでした。 かつてエレミヤから聞いた主の言葉のとおりエルサレム陥落という災い…
しかし、一行の中にいた十人の者は、「我々を殺さないでください。小麦、大麦、油、蜜など貴重なものを畑に隠していますから」とイシュマエルに哀願したので、この十人だけは殺さずにおいた。 エレミヤ書 41章8節
エルサレム陥落後、アヒカムの子ゲダルヤが総督として立てられました。ところが、そのゲダルヤの暗殺が計画され(40章14、15節)、実行されました(41章2節)。イシュマエルは、ゲダルヤだけでなく、ゲダルヤと共に…
「今、あなたたちはバビロンの王を恐れているが、彼を恐れてはならない。彼を恐れるな、と主は言われる。わたしがあなたたちと共にいて、必ず救い、彼の手から助け出すからである。」 エレミヤ書 42章11節
イシュマエルが総督ゲダルヤを暗殺し、ミツパにいたユダの人びと、また、哀願した10人を除く70人の巡礼者たちを虐殺した後のことです。カレアの子ヨハナンと軍の長たちは、イシュマエルのもとから助け出した人々を…
彼らの神である主がエレミヤを遣わして伝えさせたすべての言葉を、彼が民の全員に語り終えたとき、ホシャヤの子アザルヤ、カレアの子ヨハナンおよび高慢な人々はエレミヤに向かって言った。
「あなたの言っていることは偽りだ。我々の神である主はあなたを遣わしていない。」 エレミヤ書 43章1節~2節
自分たちの意に反して、エジプトに行かないで、ユダにとどまるように命じられた人びとは、次にどのような行動を取ったでしょうか。 ホシャヤの子アザルヤ、カレアの子ヨハナンたちは、エレミヤに向かって「あなたの…
女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」 マタイによる福音書 15章27節
カナンの女が主イエスに、悪霊に取りつかれている娘をいやしてくださいと懇願しました。主イエスは、「イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」と答えられます。当時は、まだ救いが異邦人に広…
しかし、彼らは聞かず、耳を傾けず、悪を改めず、異教の神々に香をたくことをやめなかった。そこでわたしの怒りと憤りがお前たちにふりかかり、ユダの町々とエルサレムの巷で燃え上がったので、今日のように荒れ果てて廃虚と化した。 エレミヤ書 44章5節~6節
エレミヤのエジプトでの最後の預言です。占領軍として駐留していたカルデア人を打ち殺したため、バビロン王の復讐を恐れて、人びとはエジプトに逃亡しました。バビロンによって、ついにエルサレムとユダは滅ぼされ…
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