主の教えを尊ぶ人の祈り | 箴言 28章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

箴言 28章

教えに耳をそむけて聞こうとしない者は
その祈りも忌むべきものと見なされる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 28章9節

主の教えを尊ぶ人の祈り

「神に従う人」とは、主の教えに謙虚に耳を傾け、それを喜んで実行しようとする人です。「神に逆らう者」とは、自分の考えにとらわれて、外から語られる神の言葉に聞こうとしない人のことです。この二つの立場をよく考えて、自分はどちらなのだろうと反省することが真の信仰への第一歩です。

この章では、「神に逆らう者」が幾つも言い換えられています。「教えを捨てる者」(4節)、「悪を行う者」(5節)、「利息、高利で財産を殖やす者」(8節)、「教えに耳をそむけて聞こうとしない者」(9節)、「正しい人を悪の道に迷い込ませる者」(10節)、そして「金持ち」(11節)「貪欲な者」(22、25節)、などです。これらの人々の社会的影響力についても警告がなされます。「指導者に英知が欠けると搾取が増す」(16節)。

人間は罪を犯して神に逆らう者になりました。しかし、神は憐れんで、人が信仰によって生きる道を備えてくださいました。罪を悔いて謙虚に御言葉の知恵を求める心に、聖霊は確かに聞かれる祈りを私たちに備えてくださいます。

牧野 信成(長野まきば教会)