エレミヤ書 30章
ひとりの指導者が彼らの間から
治める者が彼らの中から出る。
わたしが彼を近づけるので
彼はわたしのもとに来る。
彼のほか、誰が命をかけて
わたしに近づくであろうか、と主は言われる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 30章21節
救いの希望
山下 正雄(RCJ メディア・ミニストリー)
ひとりの指導者が彼らの間から
治める者が彼らの中から出る。
わたしが彼を近づけるので
彼はわたしのもとに来る。
彼のほか、誰が命をかけて
わたしに近づくであろうか、と主は言われる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 30章21節
山下 正雄(RCJ メディア・ミニストリー)
2018年11月の聖書日課をまとめて表示します。
「エレミヤ書」の聖書日課をまとめて表示します。
山下 正雄が担当した聖書日課をまとめて表示します。
エレミヤ書30章には、裁きと救いが交互に語られています。裁きの部分だけを拾い読みすれば、絶望するほかありません。そこには罪に対する神の激しい怒りと、罪が生み出す悲惨な結末が語られています。
しかし、神が裁きを実行さえしなければ、罪の世界は安泰なのでしょうか。決してそうではありません。罪の世界は必ず破綻へと向かいます。罪の世界が生み出すこの悲惨さを、しっかりと認めることから、救いへの道が開かれます。罪ある自分に失望する人だけが、心を神に向けることができます。
エレミヤ書30章は神の裁きの恐ろしさを語りますが、それ以上に、神がもたらす救いの恵みを語っています。
神は真の指導者の出現を約束します。その指導者はイスラエル民族から出ること、しかも、その者は命を懸けて神のもとに近づくことを語っています。まさに、イエス・キリストを思い起こさせる言葉です。神は1人の救い主を通して、救いの世界を実現しようとなさっています。罪の世界を終わらせ、救いをもたらす神の熱情にこそ、私たちの希望はかかっています。