新しい命 | ローマの信徒への手紙 6章

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ローマの信徒への手紙 6章

わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 6章4節

新しい命

キリストにある新しい命とは、キリストに結ばれた命です。洗礼によって人はキリストに合わせられ、文字どおり一つに結ばれます。

まず最初に、それはキリストの死にあずかることです。キリストが十字架の上に死なれ、墓に葬られたように、私たちの古い人、第一のアダムもキリストとともに死に、葬られたのです。第一のアダムは第二のアダムの恵みの力により、息の根を止められたのです。罪のわたしはそこで死んだのです。

次に、それはキリストの復活にあずかることです。キリストが死者の中から復活させられたように私たちも新しい命によみがえり、罪と死の支配から完全に解き放たれた新しい人間として生き始めるのです。

御子を信じる者たちは、御子の死と命にあやかります。御子を信じる者たちは、今や死から命へと移っています。死ぬことのない永遠の命、新しい命を生きる祝福を分け与えられています。それは御子をよみがえらせた全能の神の恵みによることです。「神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです」(23節)。

木下 裕也(岐阜加納教会)