主と共にある冒険 | マタイによる福音書 21-29節

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マタイによる福音書 21-29節

「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。…」
イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその教えに非常に驚いた。彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 7章24節~29節

主と共にある冒険

主イエスが語られる「岩」は、私たちの持つ普通のイメージを越えています。

御言葉に信頼して一歩踏み出そうとするとき、「揺れ」を感じるかもしれません。陸地から、湖に浮かぶ小舟に足を乗せるときのような。しかも、そこで迎えてくれるのは、あごひげをたくわえた、青いジャケットに白いズボンの風格ある船長ではありません。御言葉の主は、人目を引く姿を備えてはおられませんでした。

ときおり、信仰は冒険であると感じます。なにか特別なことをするからではなく、御言葉に信頼して一日をはじめることが。それは自分の人生を、自分の手から離すことだからです。「岩に家を建てる」とは、自分の歩みを、神のご計画にゆだねることだからです。

けれども、私たちはこの冒険を勇気をもって行うことができます。なぜなら、神の無限の顧みが、イエス・キリストの苦難と勝利において証しされているからです。その御言葉に、私たちは父なる神の呼びかけ、真の故郷への招きを聞きます。そして、従うべき王の言葉をいただきます。わたしについてきなさい!

宇野 元(芦屋伝道所)