天にまします | エレミヤ書 23章

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エレミヤ書 23章

天をも地をも、わたしは満たしているではないかと
主は言われる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 23章24節

天にまします

「天」とはどこでしょう。天高き雲の上でしょうか。大空の高きところでしょうか。はたまた、大宇宙の果てる先にあるのでしょうか。「天の雲」(マタ24章30節他)や「天から雨が降り」(ヤコ5章18節)などは大空の高きところへと、「天の星」(黙6章13節)や「天の果て」(マタ24章31節他)は大宇宙の果てる先へと、私たちの思いを連れて行くかもしれません。しかし、自らを省みるなら、果たして私たちに「天」を思い描くことができるほどの能力があるのだろうかと、思います。

聖書に記されている「天の王座」(エフェ2章6節)におられる父なる神とその右に着座しておられる私たちの救い主、イエス・キリストを、聖霊においてただただ見上げるほかに手だてはありません。

しかし、聖霊において見上げるとは、決してむなしく見上げることではありません。「天をも地をも、わたしは満たしているではないかと主は言われる」のです。主イエスが聖霊において共にいてくださるのです。

この力強さに支えられて、私たちは「天にまします」と祈るのです。

加藤 親平