祈りの基礎 | ルカによる福音書 11章

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ルカによる福音書 11章

イエスはある所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに、「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください」と言った。そこで、イエスは言われた。「祈るときには、こう言いなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 11章1節~2節

祈りの基礎

スポーツ選手は、初めから一流の選手になることはありません。自分勝手に練習したとしても、あまり上達することはありません。オリンピックを目指す人も、最初は基礎を教えてもらって、基本の練習を繰り返します。そして何年もかけて練習を繰り返すことにより上達し、やがてオリンピックを目指し、金メダルを目指すことができるようになります。

神を信じて、神に祈りを献げることも同じです。私たちの救い主、お父さまである神に何を祈っても良いと語られてはいますが、いざ祈り始めると、自分の要求ばかりが口に上ります。これでは神の御心など理解できません。

主イエスは、このような私たちを知っておられるからこそ、私たちがお父さまである神に祈り求めるときの基礎的な模範を、主の祈りを通して教えてくださいました。この主の祈りを繰り返し学ぶことが大切です。主の祈りを毎日、意味を考えながら祈ることによって、神は私たちに祈りの訓練を行ってくださいます。このようにして、私たちは神の子どもとして成長することができるのです。

辻 幸宏(大宮教会)