ただ真実を語る | ヨハネによる福音書 8章

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ヨハネによる福音書 8章

「悪魔が偽りを言うときは、その本性から言っている。自分が偽り者であり、その父だからである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 8章44節

ただ真実を語る

とげが刺されば痛みます。でも、とげを抜けば痛みはすぐに消えますね。体が傷つけば痛みは続くでしょう。でもやがて痛みは消えてしまいます。心の痛みは複雑ですが、時が癒やしてくれる場合もあります。

しかし、嘘をついたら、そのとげは自分の心に深く入り込んで、いつまでも自分を苦しめることになります。そんなことはない、嘘をついても少しも気にならない、というなら、それは「自分が偽り者だ」と言っているのと同じことです。

心に刺さったとげは、そのままにしていれば心と魂を傷つけ続けます。それを抜いてくださるのは、ただ主イエス・キリストだけです。主に罪を告白し赦していただいて、これからはただ真実を語る者となろうではありませんか。

悪魔は「偽り者」であり、本性から偽りを言います。これに対して、主イエス・キリストは、「その口には偽りがなかった」(1ペト2:22)のです。主イエス・キリストと共にあって、聖霊に導かれて生きる時、私たちは真実を語ることができます。なぜならその時、主の真実に生かされているからです。

大場 康司(召天)