神の栄光のために | コリントの信徒への手紙一 10章

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コリントの信徒への手紙一 10章

だから、あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 10章31節

神の栄光のために

神の御心に適う善い行いは、神の恵みに応答したいと願うことから始まります。神が喜んでくださることを願ってすることは、「神の栄光を現す」ことになります。「神の栄光を現す」ことは、飲食だけでなく、キリスト者の全生活においてなされることです。

しかし、これがキリスト者の単なる自己満足や言い訳であってはいけません。何でもない小さな行いが神を思ってなされることもあるでしょう。反対に、善い行いと見えることが、実は自分勝手な動機から生じているかも知れません。

物事を行う動機が、神の喜ばれる信仰的な善い行いかの本質を決定します。「ただ神にのみ栄光あれ」という言葉が動機を見極める鍵であるので、キリスト信仰の一大原理となりました。

「神の栄光」とは、神のすばらしさが輝くことを表します。神が本当に神らしくあられることでもあるでしょう。神が神らしくあられるように、と願うことは、神中心の信仰そのものです。

神を讃えて感謝することは、神に栄光を帰すことですから、その最たる場所は礼拝にあると言えます。新たな思いで明日の礼拝に備えましょう。

小川 洋(高松教会)