イエス・キリストの羊 | ヨハネによる福音書 10章

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ヨハネによる福音書 10章

「わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。…わたしは羊のために命を捨てる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 10章14節~15節

イエス・キリストの羊

イエス・キリストは、私たちにとって、永遠の大牧者であり、良い羊飼いです。

私たちは、キリストを知る前は、自分の思い通りに、気の向くままに生活していました。自分の力で牧草のある所、水のあるところを見つけるつもりで、知らないうちに進むべき道を見失い、深い谷底に落ち、自分の力で脱出することもできずに、ただ声を上げて泣くことしかできないような者でした。しかし、イエス・キリストは、わたしという1匹の羊のために遠くの山々、谷底まで探し求めてくださっただけでなく、教会という囲いの中へと導いてくださいました。良い羊飼いが命がけで狼から羊を守るように、イエス・キリストは、私たちのためにご自分の血を流して罪という最大の敵と戦って勝利してくださいました。私たちを死と滅びの中から導き出してくださり、教会という主の牧場で常に見守ってくださるだけでなく、御言葉の糧によって養っていてくださいます。

私たちは、聖霊の働きによって信仰による一致を保ちつつ、やがて来り給う永遠の御国を目指して、大牧者に養われ、導かれ、地上の旅を続けているのです。

久保 浩文(松山教会)