マルコによる福音書 5章
さて、ここに12年間も出血の止まらない女がいた。…イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。「この方の服にでも触れればいやしていただける」と思ったからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 5章25節~2節8
信頼して大胆に出て行く
小澤 寿輔(ウェストミンスター日本人教会)
さて、ここに12年間も出血の止まらない女がいた。…イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。「この方の服にでも触れればいやしていただける」と思ったからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 5章25節~2節8
小澤 寿輔(ウェストミンスター日本人教会)
2017年2月の聖書日課をまとめて表示します。
「マルコによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
小澤 寿輔が担当した聖書日課をまとめて表示します。
群衆が主イエスに押し迫っている中、12年間も出血が止まらず苦しんでいた一人の女性が「群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れ」ました。この女性は、主イエスについての良い知らせ(福音)を聞き、主イエスへの知識を得ていました。そして「その知らせは間違い無い、この方の服にでも触れればいやしていただける」と信じました。
病気のゆえに汚れているとされ、人前に出ることを許されていなかったこの女性は、「どうしても主イエスの助けに与りたい」という願いを捨てきれませんでした。そして、誰にも気づかれないようにして群集の中に紛れ込み、自分の運命をかけて手を伸ばし主イエスの服に触れたのでした。主イエスを信じ、行動したのです。悪霊も、神が唯一の絶対者であるという知識を持ち、それをはっきりと信じています。けれども神を信頼し従うことはしません(ヤコ2章19節)。しかし、彼女は、知って信じるだけではなく、信頼して行動を起こしました。そのことが主に喜ばれたのです。
私たちもこの信頼の心を持ち、心からの切なる祈りをもって、神の御前に大胆に出て行きましょう。