創世記 1章
神は言われた。
「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 1章26節
人間の創造と任務
坂尾 連太郎(南与力町教会)
神は言われた。
「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 創世記 1章26節
坂尾 連太郎(南与力町教会)
2017年1月の聖書日課をまとめて表示します。
「創世記」の聖書日課をまとめて表示します。
坂尾 連太郎が担当した聖書日課をまとめて表示します。
この世には多くの苦しみがあります。被造物全体も「共にうめき、共に産みの苦しみを味わって」います(ロマ8章22節)。その責任は人間にあると言わなければなりません。
人間は、他の被造物(植物や動物)とは異なる存在として神に造られました。神は人間をご自分にかたどり、ご自分に似せて造られたのです。そのように人間は神の栄光をあらわす器として造られました。そして人間には神の御心に従って被造物全体を治めるという光栄な任務が与えられました。
ところが人間は造られたときの良い状態から堕落してしまい、委ねられた務めを正しく行うことができなくなってしまいました。そこに世界の悲惨と混乱の根本的な原因があります。
しかし、神は私たちができなくなった務めを正しく果たすお方として主イエス・キリストを遣わしてくださいました。キリストのご支配にこそ世界の希望があります。そして、苦しみの中でもキリストに従う者は御国を受け継ぎ、キリストと共に被造物を支配するという光栄な務めに就かせていただけるのです(2テモ2章12節)。