今まで、主は我々を助けてくださった | サムエル記上 7章

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サムエル記上 7章

サムエルは石を一つ取ってミツパとシェンの間に置き、「今まで、主は我々を助けてくださった」と言って、それをエベン・エゼル(助けの石)と名付けた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 サムエル記上 7章12節

今まで、主は我々を助けてくださった

ベンチに座って沈む夕陽を眺めながら一日を振り返る。神の恵みを思い、感謝する。幼子のように素朴な、心からの信頼をもって一層深く主に拠り頼む。このような平安な時こそ、信仰者の特権。

一日の恵みを思うことは、この一年の恵みを振り返ることに重なる。何と多くの恵みと幸いによってこの年も生かされて来たことだろうか。そして、一年を思うことは、自分の来し方行く末を思うことへとつながる。その生涯にどれだけの恵みを見出すことができるだろうか。恵みは溢れて、現に受けているのに、どれほど受け止めて感謝しているだろうか。

受けた恵みをひとつひとつ数え上げて感謝しよう。それもまた喜びの時。「今まで、主は我々を助けてくださった」。この御言葉を常に思い、口ずさんで感謝しよう。今まで助けてくださった主は、これからも助けてくださる。沈む夕陽が明日もまた昇ってくるように。

たとえ再び太陽の昇らなくなる日が来ても、共にいてくださる主の恵みは変わることがない。絶えず新たな力と勇気を与えられて、この一日も歩み出していこう。

大場 康司(召天)