あなたの掟に従う道 | 詩編 119編(2)

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詩編 119編(2)

主よ、あなたの掟に従う道を示してください。
最後までそれを守らせてください。
あなたの律法を理解させ、保たせてください。
わたしは心を尽くしてそれを守ります。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 119編33節~34節

あなたの掟に従う道

詩人は、「あなたの掟に従う道を示してください」と願います。さらに「あなたの律法を理解させ、保たせてください。わたしは心を尽くしてそれを守ります」と心を込めて祈っています。そこには詩人の深い思いが込められていると言えるでしょう。詩人は、「掟に従う道」と言うように、神の教えを知っているだけでなく、その教えに聞き従って生きることを教えてください、悟らせてくださいと願っています。

私たちが陥る誘惑は、戒めを言葉としては知っていることに満足し、その戒めに従って生きているかという自己吟味を怠ることです。詩人は、自分をよく知る人でした。主に導かれることがなければ、とっくに恵みの道から外れる自分に気付いています。わたしには主の教えの道が備えられているからこそ、わたしに与えられているものが何なのかを、もっともっと教えてくださいと願っています。

救いは、ただただ主イエスからの恵みによります。そして、救われた者は、祝福として、掟に従う道を歩みます。守れないことを悔い改めこそすれ、掟に生きる喜びを手放すことはありません。

風間 義信(仙台教会)