アモス書 1章
主はこう言われる。
エドムの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
彼らが剣で兄弟を追い
憐れみの情を捨て
いつまでも怒りを燃やし
長く憤りを抱き続けたからだ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 アモス書 1章11節
神の裁きの宣告の前で
久保田 証一(尾張旭伝道所)
主はこう言われる。
エドムの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
彼らが剣で兄弟を追い
憐れみの情を捨て
いつまでも怒りを燃やし
長く憤りを抱き続けたからだ。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 アモス書 1章11節
久保田 証一(尾張旭伝道所)
2016年11月の聖書日課をまとめて表示します。
「アモス書」の聖書日課をまとめて表示します。
久保田 証一が担当した聖書日課をまとめて表示します。
主イエスがお生まれになる7百年以上も前のことです。羊飼いだったアモスは、主から召し出されて神の御心を人々に告げました。当時、宗教的にも社会的にも多くの罪を犯していた人々に、アモスは神の正義と裁きを語りかけます。彼はイスラエルに対してだけでなく、諸国民へも神の厳しい裁きを宣告します。
きょうの御言葉は、その中のエドム人たちに対するものです。彼らはヤコブの双子の兄エサウの子孫ですから、イスラエルの人たちとは兄弟関係にあります。具体的な事情は不明ですが、そういう関係にあるのに、憐れみの情を捨てて憤りを抱き続けたことを決して赦さない、と主は言われます。民族と民族の間の対立、いがみ合い、殺し合いは今日も相変わらず続いています。同じ神によって造られた人間同士にもかかわらず、剣で敵を追い回し、殺し合う。ここにも人間の罪が現れています。
このような人間の罪を裁かれる神は、人間の罪を贖われるお方でもあります。神の厳しい裁きの御言葉の背後に、罪を取り除こうとされる神の御心を聞き取りましょう。