神の助けによって成る | ネヘミヤ記 6章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ネヘミヤ記 6章

城壁は52日かかって、エルルの月の25日に完成した。わたしたちのすべての敵がそれを聞くに及んで、わたしたちの周囲にいる諸国の民も皆、恐れを抱き、自らの目に大いに面目を失った。わたしたちの神の助けによってこの工事がなされたのだということを悟ったからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 6章15節~16節

神の助けによって成る

城壁の再建工事が完成に近づくにつれて、妨害者たちもあの手この手で攻めてきます。ネヘミヤに危害を加えようとして、何度も話し合いを持ちかけます。さらにユダヤ人たちが反逆を企てているという噂を広めようとします。預言者を買収して、ネヘミヤを陥れようとしたり、偽預言者によって脅迫したりします。

そのたびにネヘミヤは、祈りつつ対処し、陰謀を見抜き、打ち勝っていきます。そしてついに城壁は完成します。城壁が完成したとき、ユダヤの民の周りの諸国民でさえ、ネヘミヤたちの信じる「神の助けによってこの工事がなされたのだということを悟った」のでした。

妨害のためのさまざまな企てが、かえって神の御業を広く示す結果になりました。

恐れるべきは、妨害・攻撃・迫害・脅迫ではありません。神に信頼しなくなることです。また、信頼すべきは、武力・知恵・能力・人間ではありません。確かに助けてくださる神の約束です。そうするなら、神の助けによって事が成ることを私たちも経験するのです。

川杉 安美(草加松原伝道所)