神の民は一致して | ネヘミヤ記 3章

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ネヘミヤ記 3章

わたしたちは城壁の再建を始め、その全長にわたって高さの半分まで築いた。民には働く意欲があった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 3章38節

神の民は一致して

いよいよ城壁の再建工事が始まります。3章には工事が順調に進んでいくことが記されます。しかし、反対者たちも妨害を始めます。それが3章の終わりから4章にかけて記されます。

3章の初めの方は「補強」されたそれぞれの場所と、その担当者のリストになっています。それぞれの場所については、今では正確に知ることはできません。だいたい、北から始まり反時計回りになっています。興味深いのは、担当者のリストです。1節の「大祭司エルヤシブ」と「仲間の祭司」から始まり、ある場所は一地方の住民、ある場所は家族・親族のグループ、それから鋳物師、香料調合師、地区の区長、またその娘たち、レビ人、商人とあります。実にさまざまな人びとが、それぞれ担当した場所を「補強」したことがわかります。

エルサレムの再建は、ただ城壁や神殿を再建するだけではなく、神の民が一致して協力していくということだったのです。神は、今もご自分の民に意欲を与え、それぞれ与えられた領分で、神のために一致協力して働くように整えてくださいます。

川杉 安美(草加松原伝道所)