神に軌道修正を迫られて | 歴代誌下 12章

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歴代誌下 12章

イスラエルの将軍たちは王と共にへりくだって言った。「主は正しい。」主は彼らがへりくだるのを御覧になった。主の言葉がシェマヤに臨んだ。
「彼らがへりくだったので、わたしは彼らを滅ぼさず、間もなく彼らに救いを与える。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 12章6節~7節

神に軌道修正を迫られて

レハブアム王は神の言葉に従い、戦うことを諦めました。そのために彼は神からの祝福をいただき、力を増し加えられていきました。人間というのは悲しいもので、そうなると今度は驕り高ぶり、神を忘れてしまうのでした。

神は、このレハブアム王の高慢を打ち砕きます。エジプトのシシャクという王が大軍を率いて攻めてきた時に、神は預言者を通して、こうお告げになりました。「あなたたちはわたしを捨てた。わたしもあなたたちを捨て、シシャクの手に渡す」(5節)。するとレハブアム王は自分の愚かさに気づかされ、素直に自分の非を認め、頭を垂れたのでした。

すると神は言われました。「彼らがへりくだったので、わたしは彼らを滅ぼさず、間もなく彼らに救いを与える」。こうしてレハブアム王は、さまざまな過ちを犯しながらも、その都度、神に軌道修正を迫られています。そして、それに素直に聞き従って、少しずつ信仰の成長が与えられていきました。これは私たちの信仰の歩みとも重なります。神は私たちと共におられ、忍耐強く、行く道を導いてくださいます。

吉田 謙(千里摂理教会)