救いの喜びをもって神を礼拝する | 詩編 132編

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詩編 132編

ダビデのために一つの角をそこに芽生えさせる。
わたしが油を注いだ者のために一つの灯を備える。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 132編17節

救いの喜びをもって神を礼拝する

詩人は、ダビデが契約の箱を安置し、主を礼拝する場所を定めようとしたときの労苦に思いを馳せています。やがて、それが詩人の現実の祈りに重なります。「わたしたちは主のいます所に行き、御足を置かれる所に向かって伏し拝もう」(7節)。

後半は神がダビデを通して与えられた約束、メシア詩編です。神はダビデを祝福し、ダビデの子孫から、救い主の誕生を約束されました。この約束は、ダビデだけでなく、詩人や神礼拝のために神殿に上る当時の人びとにまで及びます。

そして今、私たちはこの約束がイエス・キリストの誕生によって確かに実現したことを知っています。

新約聖書でザカリアは歌います。「我らのために救いの角を、僕ダビデの家から起こされた」(ルカ1章69節)。「これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、我らの歩みを平和の道に導く」(同78、79節)。

さあ、私たちも、与えられた救いの喜びと共に、主の日の礼拝に心を向けましょう。

木村 恭子(川越教会)