変わらぬ愛をもって | エフェソの信徒への手紙 6章

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エフェソの信徒への手紙 6章

平和と、信仰を伴う愛が、父である神と主イエス・キリストから、兄弟たちにあるように。恵みが、変わらぬ愛をもってわたしたちの主イエス・キリストを愛する、すべての人と共にあるように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エフェソの信徒への手紙 6章23節~24節

変わらぬ愛をもって

きょうの御言葉は、手紙の結びとしての祈りの言葉です。ここでパウロは「兄弟たち」と呼びかけています。エフェソの信徒たちは、そのほとんどが旧約の区分から言えば異邦人でありました。ユダヤ人であるパウロにとって、かつて彼らは神を知らない汚れた者たちであったのです。

けれども、イエス・キリストはユダヤ人と異邦人をご自分において一人の新しい人に造り上げてくださり、平和を実現してくださいました。異邦人であったエフェソの信徒たちも、パウロにとって「兄弟たち」となったのです。私たちもユダヤ人ではありませんが、イエス・キリストにあって、パウロから「兄弟たち」と呼ばれる者となっているのです。

また、パウロは「変わらぬ愛をもってわたしたちの主イエス・キリストを愛する、すべての人」にと呼びかけています。私たちは生まれながらの自分の愛で主イエスを愛しているのではなく、神からいただいている愛で主イエスを愛しているのです。その主の変わらぬ愛によって、私たちは今すでに永遠の命に生かされているのです。

村田 寿和(羽生栄光教会)