暗闇ではなく光 | エフェソの信徒への手紙 5章

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エフェソの信徒への手紙 5章

むなしい言葉に惑わされてはなりません。これらの行いのゆえに、神の怒りは不従順な者たちに下るのです。だから、彼らの仲間に引き入れられないようにしなさい。あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エフェソの信徒への手紙 5章6節~8節

暗闇ではなく光

パウロは「むなしい言葉に惑わされてはなりません」と語ります。むなしい言葉とは、空っぽな言葉であり、何の実りも結ばない言葉です。

私たちが生活している日本社会には、たくさんのむなしい言葉が溢れています。それゆえ、私たちは、命の言葉である聖書に毎日耳を傾けていく必要があります。むなしい言葉に惑わされないために、私たちは毎日、真実で変わることのない神の言葉を読み、聞く必要があるのです。

むなしい言葉の代表は、「神などいない」という言葉でしょう。そのようなむなしい言葉に惑わされるとき、私たちは自らを神とし、不従順になり、神の怒りに値する者となってしまいます。いや、かつて私たちはそのような者であったのです。以前の私たちは暗闇でした。暗闇に住んでいたというのではなく、私たち自身が暗闇であったのです。

しかし、そのような私たちのもとに、世の光であるイエス・キリストが来てくださいました。そして、暗闇であった私たちを光としてくださったのです。

村田 寿和(羽生栄光教会)