救いの想起 | 申命記 16章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

申命記 16章

アビブの月を守り、あなたの神、主の過越祭を祝いなさい。アビブの月のある夜、あなたの神、主があなたをエジプトから導き出されたからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 申命記 16章1節

救いの想起

アビブの月は当時のイスラエルの暦の1月でした。神の民は毎年1月15日(現在の暦では3・4月にあたる)に過越祭を祝いなさいと命じられています。それは主の救いを思い起こし、感謝するためです。過越祭の由来は出エジプト記12章に記されています。出エジプト記には各家庭で小羊を殺して、その血を家の柱と鴨居に塗った、と記されています。

約束の土地ではこの祭は「主がその名を置くために選ばれる場所」(6節)で行うように語られています。後にその場所は神殿として整えられました。

この過越祭のときに、主イエスは十字架にかかられ、ご自身を、罪人を救うための犠牲となさいました。犠牲の小羊は、主イエスを示しています。

私たちは毎年受難週に主イエスの十字架を記念して礼拝をします。しかし、それだけではなく、毎週の礼拝が、十字架による罪の赦しを感謝する礼拝です。主は、各教会の礼拝にご自身の名を置き、共にいてくださいます。主イエスの十字架を毎週思い起こして罪の赦しの恵みを心に刻みましょう。

小峯 明(船橋高根教会)