あさのことば

「受難日」

放送日
2005年3月25日(金)
お話し
立石章三(横浜中央教会牧師)

立石章三(横浜中央教会牧師)

メッセージ: 「受難日」

 お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。

 近所の公園を散歩していましたら、針金で作られた大きなゴミ箱が、ゴミであふれていました。よく見ると、家庭用のゴミが一杯詰め込んであるのです。なげかわしい時代ですね。

 そう言えば、ある牧師がこう言っていました。「クリスチャンはゴミ箱にならなきゃいかん。人からどんな悪口を言われても、そしられても、それらのゴミを投げ返さず、全部引き受けて、もらっておきなさい。そうすれば世の中がきれいになる」。

 さて今日は、イエス・キリストが十字架にかけられた日ですので、聖金曜日と呼ばれます。イエス・キリストは裁判の時も、十字架につけられた時も、人からどんなに侮辱されても沈黙を守っておられました。ペトロはこう言います。イエスは「ののしられてもののしり返さず、苦しめられても人を脅さず、正しくお裁きになる方にお任せになりました」。ここにはクリスチャンの最高の模範があります。パウロもこう言いました。「愛する人たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい」。そうです。復讐は神様だけがするのです。やられたらやり返せなどというのはクリスチャンのすることではありません。アメリカのクリスチャンたちは、もう一度聖書をきちんと読んでいただきたいと思います。

 しかしこのことは私たちが何でも「人のいいなり」になることではありません。クリスチャンは世の光ですから、この世の不正や汚れをはっきりと照らし出さねばなりません。しかし神の正義をこの世に追及するやり方は、愛と忍耐をもって行うのです。ペトロはこう言いました。「善を行って、愚かな人々の無知の口を封じることは、神の御心だからです。」

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