あさのことば

ルカによる福音書6章から(1)

放送日
2012年1月11日(水)
お話し
木村香(川越教会牧師)

木村香(川越教会牧師)

メッセージ: ルカによる福音書6章から(1)

 いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。

 ある日イエス様と弟子たちが歩いていると、弟子たちが麦の穂を摘んで食べ始めました。お昼時分でおなかが減っていたのでしょうね。それを見ていたファリサイ派の人が非難しました。盗んだとか、畑を荒らしたとか言うのではありませんでした。安息日にしてはいけないことをしたと言うのです。ちょっと分かりにくいのですが宗教論争を仕掛けたのです。十戒に、安息日は神様を礼拝する日だからその妨げとなるような仕事をしてはいけないとあります。それを盾に弟子もイエス様も間違っていると非難したのです。

 イエス様は旧約聖書(サムエル記上21:6)に書かれていることを引いてお応えになりました。ダビデが飢えて死にそうになったとき神様への供え物のパンを食べたこと、神様はそれを許されたことです。見かけは神様に背いているようですが、神様は御自分に供えられるパンよりも、人間の必要と命を心にかけておられるお方なのだと。またダビデは普段心から神様を愛し、仕えていましたから、神様を蔑ろにしないでパンを食べることができたとおっしゃいます。イエス様はこのことを通してファリサイ派の人が見落としていること、つまり神様を心から礼拝することが大切なので、他の規則などはそれを支えるものだと言うことを教えられます。

 聖書に書かれていることと全く同じことが今起これば、これはしてはいけない、これはよいと分かります。しかし、形が違う応用問題になると勝手が違ってきます。イエス様がおっしゃるのは、形式ではなく心から神様を愛し礼拝することが大切で、これがわたしたちの人生のスタートであり、またゴールなのだ、ということです。

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