リジョイス聖書日課

黙示録18章 私たちが嘆くべき本当の不幸

放送日
2026年11月9日(月)
お話し
山口弘(名古屋教会牧師)

11月9日(月) 黙示録18章

「不幸だ、不幸だ、大いなる都、
強大な都バビロン、
お前は、ひとときの間に裁かれた。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネの黙示録 18章10節

 罪が積み重なって天まで届き、忍耐に忍耐を重ねた主の裁きが、ついにくだります(5節)。その様子を見ていた人びとが「不幸だ、不幸だ」と叫びます。彼らは「ひとときの間に裁かれた」と、主の圧倒的な力と裁きを認めます。しかし、主の裁きの御業を賛美しているわけではありません。むしろ罪に罪を重ねたバビロンが倒されたことを「不幸だ」と嘆きます。なぜ主の勝利を嘆くのでしょう。なぜなら彼らは、バビロンを通して大きな利益を得ていたからです。彼らを支える神のような存在が、裁きで失われたからです(11節)。

 主の裁きの御業をその目で見てもなおバビロンに執着し、「不幸だ」と嘆く人びとを、私たちは笑えるでしょうか。わたしは笑えません。なぜなら、わたしも、いつか滅びる富や地位、人の評価を、永遠に続く神だと思い込み、失えば「不幸だ」と嘆く一人だったからです。

 そのような者を、それでも主は愛し、憐れんでくださいました。そのような者が受けるべき裁きを、主イエスが十字架ですべて負い、的外れな生き方から救い出し、本物の喜びと自由を与えてくださいました(ガラ3、5章)。十字架と復活をとおして与えられる、はかりしれない恵みを拒否する。これ以上の不幸があるでしょうか。

 【祈り】

 主よ、きょうも、十字架と復活の恵みの中にわたしを置いてください。