
杉山昌樹(上福岡教会牧師)
メッセージ:上がったり下がったり
いかがお過ごしですか。上福岡教会の杉山です。
「やることなすこと全部うまくいく、と思ったら、どん底に落とされる、でもまた這い上がる」…そんな話が聖書に書かれています。
ヨセフという人は、兄弟げんかの結果、奴隷としてエジプトに売られてきました。何でこんな目に…と思っていたところ、主人の家で次々にいいことが起きます。「ああ、こいつに任せておけば大丈夫だ」と思った家の主人は、財産をすべて彼の手に任せた、と続きます。驚くほどの成功です。
ところが、困ったことに、その主人の妻から言い寄られてしまいます。それはできません、と全く相手にしないヨセフに腹を立てた主人の妻によって、犯罪者に仕立て上げられ、牢獄に入れられてしまいます。ところがそこでも、看守長が、こいつはなかなか見どころがある、と認めてくれて、獄中のことをすべて取り仕切るようになった、との報告が続きます(創世記39章参照)。
このように、ヨセフの人生は、短い間に、上がったり下がったりを繰り返しています。そのようなヨセフの歩みを紹介する聖書に、しばしば登場する言葉があります。それは、「主がヨセフと共におられた」(創世記39:2,21,23)です。この場合の「主」とは、聖書の神様のことです。
このヨセフの話の中には、「神がこれをした、あれをした」という話は、全く出てきません。ところが、あちらこちらで、「主が共におられた」という言葉が出てきます。ヨセフがうまくいく時はもちろん、うまくいかない時も、神が共にあって、次に行くべきところへと導いていく。聖書はこのことを示しています。
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