6月17日(水) ヨハネ6章
さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネによる福音書 6章11節
主イエスは大勢の群衆がご自分の方へ来るのを見て、その人たちの食べ物についてフィリポにお尋ねになりました。フィリポは、二百デナリオン分のパンでは足りないでしょうと答えます。またアンデレは、大麦のパン五つと魚二匹を持った少年がいることを主に伝えました。フィリポはどのくらいのパンが必要か計算し、アンデレは手許にあるものを見ました。そして何の役にも立たないと思ったのです。しかし、主イエスはそのわずかなパンを取り、感謝の祈りを唱えて人びとに分け与え、魚も分け与えられました。人びとは満腹し、たくさんのパンくずが残りました。
ヨハネによる福音書では、弟子たちではなく主の方から食べ物についてお尋ねになり、主ご自身が分け与えられたと記されています。また「過越祭が近づいていた」、「感謝の祈りを唱えてから」とあり、聖餐式との関連が示されています。聖餐式では、命のパンとしてご自身をお与えくださった主イエスの恵みに与ります。
私たちも困難を前にして計算し、自分が持っているものだけを見て、何の役にも立たないと考えてしまうことはないでしょうか。私たちは自分の力ではなく、主ご自身が分け与えてくださる恵みによって歩むことができるのです。
【祈り】
主よ、自分の無力だけを見てしまいがちな私たちに、恵みを分け与えてくださることを感謝します。









