リジョイス聖書日課

列王上21章 隣人から奪い尽くす罪の重さ

放送日
2026年6月12日(金)
お話し
吉田崇(吉原富士見伝道所宣教教師)

6月12日(金) 列王上21章

「彼に告げよ。『主はこう言われる。あなたは人を殺したうえに、その人の所有物を自分のものにしようとするのか。』」日本聖書協会『聖書 新共同訳』列王記上 21章19節

 宮殿のそばのナボトの畑が欲しいと「むさぼり」の心を起こしたアハブは、ナボトに断られると、イゼベルの後押しもあって更に罪を加えました。ナボトを死に追いやるため、ならず者に「偽証」させます。それに基づきナボトを「殺し」土地を「盗み」取ってしまったのです。アハブは十戒の第五戒以下、隣人愛に関する六つの戒めのうち四つまでも背いてしまいました。長年にわたり偶像礼拝を重ねたアハブは、隣人に罪を重ね奪い尽くす者に堕落してしまいました。

 それだけに主はアハブに厳しい裁きを宣告されました。彼の子孫を除き去る、彼の家の者は町で死ねば犬の、野で死ねば空の鳥のえじきなど、想像するのも恐ろしい罰です。アハブ自身これを聞いて打ちひしがれ、衣を裂き粗布をまとうなど悔い改めの姿勢を見せますが、主はアハブの悔い改めに一定の猶予を与えつつも、罰そのものは撤回されません。アハブの罪は一人では償い切れない大きなものだったからです。

 私たちの罪も一人で償いきれるものではありません。キリストの十字架の贖いだけが償いを可能とします。そして聖霊の働きにより、隣人から奪う者から、隣人を愛する神の子へと私たちを造り変えてくださる、これがキリストによる救いです。

 【祈り】

 主よ、隣人より奪う罪人から、隣人を愛し分かち与える神の子へと、わたしを造り変えてください。

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