
山下正雄(ラジオ牧師)
メッセージ:朝、台所に立つ
おはようございます。心の元気を応援する山下正雄です。
五月の清々しい朝、台所に立つ。誰かのためにお湯を沸かす。卵を茹でる。お味噌汁を作る。特別なことは、何ひとつないかもしれません。けれども、その小さな手の動きの中に、深い優しさが宿っています。「食べてほしい」、「元気でいてほしい」…言葉にしなくても、その祈りにも似た思いは、お椀の中に静かに込められています。
考えてみれば、私たちは、誰かに食べさせてもらって、ここまで生きてきました。熱を出した夜に運ばれてきたおかゆ。疲れて帰った日に差し出された温かな一杯。食卓は、目に見えない愛情の置き場所だったのかもしれません。
聖書は、こう語ります。「食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」と。神の栄光を現すとは、何か大きなことを成し遂げることだけではありません。目の前の人のために心を込めてお椀を出す。そんな日常の小さな仕草こそが、最も尊い光を放ちます。
誰かのために台所に立てる今日という日を、大切にしましょう。
きょうの聖書の言葉「食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」コリントの信徒への手紙一10章31節
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