東北あさのことば

田んぼに水が張られる朝

放送日
2026年5月2日(土)
お話し
山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ:田んぼに水が張られる朝


 おはようございます。心の元気を応援する山下正雄です。
 
 春の田んぼに水が張られる朝、静かな鏡のような水面が空を映します。けれども、その田んぼには、まだ苗が植えられていません。外から見れば、ただ水がたまっているだけで、何も起こっていないように見えるかもしれません。
 
 しかし、この静かな時間こそ、やがて豊かな実りにつながる大切な準備の時だということを、農家の人は知っています。土が水を含み、田が整えられ、苗を迎える備えが静かに進んでいるからです。
 
 私たちの人生にも、これと似た時間があります。努力しているのに結果が見えない。祈っているのに変化が感じられない。そんな時、「この時間には意味があるのだろうか」と不安になることがあります。けれども聖書は、「待つこと」の中にも神の働きがある、と語ります。見えないところで水が田を満たすように、神は、私たちの心の奥でも静かに働いておられます。
 
 待つ時間は、決して空白ではありません。それは神が働いておられる、かけがえのない時間です。そして、その先に神は、必ず新しい力を与えてくださいます。
 
 きょうの聖書の言葉「主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」イザヤ書40章31節

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