長谷川はるひ(新潟教会牧師)
メッセージ:ヒソプ
いかがお過ごしですか。新潟教会牧師、長谷川はるひです。
出エジプト記12章に、イスラエルの民が奴隷となっていたエジプトから脱出する前の晩の出来事が記されています。
神さまはイスラエルの民に、「一束のヒソプを取り、鉢の中の血に浸し、鴨居と入り口の二本の柱に鉢の中の血を塗りなさい。翌朝までだれも家の入り口から出てはならない。」(出エジプト12:22)と仰いました。「ヒソプ」という草で、鴨居と柱に印をつけた家のイスラエルの人々は、その夜、禍から守られたのです。
「ヒソプ」は、イスラエルの人々が罪を払い、洗い清められるときの儀式にも用いられました。また、イエス・キリストが十字架にかけられ、その口が渇いて苦しんでおられたとき、酸いぶどう酒をいっぱい含ませたスポンジがヒソプに付けられ、イエスの口もとに差し出された、と記されています(ヨハネ19:29参照)。
わたしたちを禍から救ってくださる神さま、わたしたちを奴隷の状態から解放して、自由にしてくださる神さま、わたしたちを安全に守ってくださる神さま、わたしたちの罪の身代わりに十字架についてくださる神さま。その神さまが、あなたのことを愛しておられます。
神さまが造られた美しい花々を見るときに、どうか、あなたを愛しておられる神さまのことを思い出してください。
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