あさのことば

ヨーロッパを見た少年

放送日
2024年2月23日(金)
お話し
山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: ヨーロッパを見た少年

 ご機嫌いかがですか。ラジオ牧師の山下正雄です。

 「天正遣欧少年使節」という言葉を、歴史の教科書で耳にした人は多いと思います。1582年、4人の少年たちがヨーロッパに派遣されました。今で言うと、中学校1、2年生という若さです。日本を出発するときには、キリスト教が日本で爆発的に広がっていく時代でした。

 ところが、帰国した8年後には、既に伴天連追放令が豊臣秀吉によって発布され、キリスト教への締め付けが厳しさを増していく時代でした。帰国した4人のうち、最後まで迫害下の日本に留まって布教活動を続けたのは、中浦ジュリアンでした。中浦ジュリアンの最後は、長崎の西坂の刑場で、穴吊りの刑で殉教しました。65歳の時でした。その同じ時の処刑で棄教したフェレイラ神父の話は、遠藤周作の「沈黙」にも登場するので、知っている人は多いでしょう。

 それから390年近く立ちますが、キリスト教信仰の火は、今なおこの日本で燃え続けています。この神の働きを、人間は止めることはできないのです。

 きょうのみ言葉「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。」ルカによる福音書12章32節

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