
今井献(仙台カナン教会牧師)
メッセージ:津軽流罪
おはようございます。仙台カナン教会の今井献です。
徳川時代のキリシタン弾圧というと、島原の乱をはじめとする九州地方を思い浮かべる方が多いかと思います。 しかし、東北の各地にも、キリシタン迫害の跡があります。
豊臣秀吉、徳川家康のキリシタン禁令策により、キリシタン大名高山右近たちが、マニラに追放されたことは有名です。このとき、信仰を捨てない右近の家来や関係者の一部が、京都や大阪の有力なキリシタンと共に、総勢71名で津軽藩の外ケ浜に追放、流罪となりました。1614年の「津軽流罪」と呼ばれています。
彼らは、初めての土地で農夫となって開墾に従事し、困難な生活を強いられました。その中でも熱心に布教し、領民の中から洗礼を受ける者も出てきました。しかし、その熱心さのため、3年後の1617年には、6名の者が火あぶりの刑で殉教しています。また、1638年には73名が殉教しています。
この津軽流罪は広く知られており、1624年まで宣教師が毎年のようにその地を訪問して、彼らの信仰を聴き、聖体を授けるほか、京都から資金を送って信仰生活を支えていたことが、宣教師の報告に残されています。
東北の各地にキリシタンがいたのですが、豊臣秀吉が出した1587年の伴天連追放令以降に逃れてきたり、追放されたりして、その歴史がはじまる、といった例がいくつもあるということです。
今週のプレゼント ≫「病みつつ祈りつつ」(CD3枚セット) (3名) 【締切】11月6日


