キリストへの時間

思い描いた道ではなくても~神が備える最善の人生

放送日
2026年4月19日(日)
お話し
石川亮(芸陽教会牧師)

石川亮(芸陽教会牧師)

メッセージ:思い描いた道ではなくても~神が備える最善の人生

【高知放送】

【南海放送】

 おはようございます。高知県安芸市本町2丁目森澤病院裏手にある、芸陽教会牧師、石川亮です。今週もまた、この放送をお聞きくださるあなたと共に、聖書の言葉の恵みにあずかることができることを嬉しく思います。

 あなたは今、新しい計画を立てていますか。あるいは、その計画を実行していますか。計画を立てる時、将来への期待と同時に、不安を感じるのではないでしょうか。

 私が自分のお店を持つとき、計画を立てました。たとえば、メニューは何をするとか。コーヒーで使う粉はどんなものにするのか、また、店内のインテリアはどんなものを置くのかを決めたりしました。そして、将来的に複数のお店を出店したい、という願いもありました。私はこの計画をもって人生を歩もうと思い、店をスタートさせました。

 ただ、計画通りに進まないことが多々あります。そうなると計画を修正し、最善の道を模索していきます。色んな変更を重ねつつ、苦労して迎えた開店の日は、とても嬉しい思いになりました。しかし、日が経つごとに、自分の計画とは大きく異なることばかりになったとき、自分がどうなるのかと、本当に不安になりました。自分の「これで生きていくんだ」という計画は、3年9カ月で終わりました。

 もちろん、この後、どのように生きて行くのかという計画も立てました。それは、牧師としての道を歩むことです。ただこの道も、自分が思い描いた計画通りには進みませんでした。当初、お店を閉めてから3年か4年で牧師になるという計画でしたが、牧師なるまで、12年かかりました。お店の時も、牧師の道を歩んでいる時も、「神様は、私に災いを与え、私を苦しめたいだけではないのか…」と何度も思いました。

 人は、自分の人生が計画した通りに行かない場合、その現実を受け入れることができずに、神様に文句を言ったり、誰かの責任にしたりして、その時をやり過ごそうとします。

 神様は、預言者エレミヤを通して、「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」(エレミヤ書29:11)と言われます。この言葉は、イスラエルの民がバビロンに捕らえられ、希望を失った時に与えられた言葉です。彼らにとっても、「こんなはずではなかった」という現実の中で語られた約束でした。

 私たちにとって、思いもよらないことや厳しいことが起こったとしても、神様は、「あなたたちのために立てている計画をわたしは知っている」と言われます。私たちのために神様が計画を立てているとするなら、なぜ、私たちにとって、良いことでもないものや悪いことが起こるのかと考えてしまいます。しかし神様は、「災いではなく平和の計画であり、将来と希望を与えるものである」と言われます。

 つまり、私たちが、なんで、どうして、と思う出来事も、神様にとって災いではなく、平和なものであり、将来と希望を与えるものなんだ、ということです。神様が言われる平和とは、争いや戦争がないことだけを指しているものではありません。この平和は、人間の間だけでなく、神様と人との間の平和のことであり、人が何の憂いもなく、神様の恵みと統治のもとに置かれる完璧な平和、ということなのです。

 この番組を聞いている方の中にも、計画が上手く進まず、神様に向かって不平を言い、自分の力で事態を打破しようとしている方がいるかもしれません。神様は、あなたのために、「平和の計画」、「将来と希望を与える計画」をすでに立てておられます。今はその道が見えなくても、神様の導きの中に希望があります。どうか、その神様に信頼し、祈りつつ歩んでいきましょう。神様は、あなたの人生に最善を備えておられます。

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※ホームページでは音楽著作権の関係上、一部をカットして放送しています。

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